阪神第3回4日目 11R
宝塚記念
開催日:2025-06-15
条件:サラ系3歳以上オープン(G1)
距離:芝2200m
<展望>
今週はいよいよ上半期の総決算・宝塚記念。今年から暑熱対策や梅雨の影響を考慮し、施行時期を2週間繰り上げて実施される。ただ、既に日中はジメジメとした暑い空気が漂っており、週末の天気も微妙な予報。当日の馬体の気配や馬場状態が結果を大きく左右しそうだ。ファン投票で堂々の1位に推されたのは、4月の大阪杯を制したベラジオオペラ。昨年よりも2秒時計を詰め、圧巻のコースレコードで勝利した姿は、年齢を重ねて更に強さを増している印象を受けた。昨年の宝塚記念は3着だったが、それは京都外回りでの話。大得意の阪神内回りなら話は違うだろう。ただ、暑さに弱いところがあるようなので、当日の気配には細心の注意を払いたい。これに対するのは強力な4歳勢だ。その筆頭は、3歳牝馬として64年ぶりに有馬記念を制したレガレイラ。3歳春〜秋はなかなか期待に応えられないレースが続いたが、前走はその鬱憤を晴らすかのような見事な復活劇。古馬とは斤量差があったとはいえ、実力馬シャフリヤールに競り勝った内容は高く評価すべきだろう。今回は骨折明けでの参戦となるため、仕上がり具合が勝利への重要なポイントとなりそうだ。同じ4歳世代の菊花賞馬アーバンシックも有力な1頭。昨年の菊花賞2、4、5着馬が今春の天皇賞で上位3着までを独占。3着馬アドマイヤテラは目黒記念を制覇、6着馬ダノンデサイルは後にドバイG1を優勝するなど、非常にレベルの高い一戦だった。有馬記念、日経賞と人気を裏切る形にはなったが、不器用なタイプでそもそも中山コースは不向きな印象がある。真の実力を発揮できれば、好勝負に持ち込めるはずだ。一昨年の菊花賞馬ドゥレッツァも参戦予定。菊花賞後は勝ち星こそないものの、昨年のジャパンカップ2着、今年春のドバイSCで3着と世界の一線級を相手に好走を続けている。自在に動けるタイプで、トリッキーな阪神内回りも向く印象だ。久しぶりに手綱を取る横山武史騎手との「化学変化」にも期待したい。(6/9更新)
<出走表>
1枠1番 ベラジオオペラ
牡5 58 横山和生
1枠2番 ドゥレッツァ
牡5 58 横山武史
2枠3番 ローシャムパーク
牡6 58 池添謙一
2枠4番 プラダリア
牡6 58 高杉吏麒
3枠5番 チャックネイト
セン7 58 レーン
3枠6番 ボルドグフーシュ
牡6 58 内田博幸
4枠7番 ジャスティンパレス
牡6 58 ディー
4枠8番 シュヴァリエローズ
牡7 58 北村友一
5枠9番 ヨーホーレイク
牡7 58 岩田望来
5枠10番 リビアングラス
牡5 58 坂井瑠星
6枠11番 ソールオリエンス
牡5 58 松山弘平
6枠12番 メイショウタバル
牡4 58 武豊
7枠13番 アーバンシック
牡4 58 ルメール
7枠14番 ジューンテイク
牡4 58 藤岡佑介
8枠15番 ロードデルレイ
牡5 58 川田将雅
8枠16番 ショウナンラプンタ
牡4 58 幸英明
8枠17番 レガレイラ
牝4 56 戸崎圭太