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休養明けの馬体重増加は当然

休養する馬は骨折、笹針治療、脚部不安、あるいはノド鳴りの手術のほか、軽いものでは単なる疲労回復のための休養と様々な理由がある。しかし、3カ月以上休養して馬体が減って出走してきた場合は、その馬の調子を疑ってかかるべきだ。
 脚部不安、骨折などで休んでいた馬は、脚元に負担がかからないようにカイバを減らして体重を軽くする場合が多いため、好調時より減ってしまう。脚部不安が去ったとしても、攻め馬で速いところをやることにより再発への不安が残り、攻め馬も軽くしがちになる。カイバを減らし、調教も軽い、そして体が減って出走してくる休養明けの馬は100%凡走すると言える。
 6カ月以上休養していた3才〜5才馬などは、成長期でもあり大きく体重が増えていて当然。この時期に休養明けで出走し、馬体が増えていないような馬は、成長力が乏しい。