美浦村の取材日記
念願のG1制覇を果たして勢いに乗る
小手川厩舎のウィルソンテソーロは、11月4日に佐賀競馬場で行われたJBCクラシックで念願のG1初制覇。手綱を取った川田騎手は佐賀は地元ということで、珍しくウイニングランをしたり、優秀インタビューでは感極まって涙を流すシーンがあった。
管理する小手川師は「G1を勝ってくれてホッとしました」と安堵の表情。「地方の交流レースでも、海外遠征しても、自分の力はきっちり出して走ってくれて、本当に偉い馬です」とも話してくれた。
今週は東京のみ出走の予定で、番頭格の横田助手に話を聞いた。日曜2レースのルパヴィヨンは「実戦を使う毎に内容が良くなって、前走は2着と良い競馬ができた。末脚の生きる展開ならチャンスがあっても」と期待は大きい。土曜2レースのトリフォラートは新馬戦で4着。「先々、良くなる馬だと思っていたら、初戦から見せ場十分。2戦目で更に前進を」と上位を目指している。土曜3レースのラルフテソーロは3戦HCD着「完成はもう少し先ですが、最後に甘くなるので、戸崎騎手の継続騎乗は歓迎ですね。徐々に良くなっているし、相手なりに走れる強味を生かして頑張ってほしい」と、再度好レースを期待していた。