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美浦村の取材日記

緑ゼッケンが続々と

想定班の金子です。緑ゼッケン、つまり2歳馬の入厩が日を追う毎に増えてきました。ゼッケン番号も今週で3桁台に。今回は担当厩舎の2歳馬を紹介したいと思います。まずは田村厩舎のスワッグチェーン。父はロードカナロア、母は阪神JF、NHKマイルCを勝ったメジャーエンブレムで、3番仔にして待望の牡馬が登場しました。身のこなしはさすがと思えるもので、母同様に早い時期に入厩している点にも好感が持てます。続いて、林厩舎のシャンディエン。父ドレフォン、母は小倉2歳Sを勝ったデグラーティア。3連勝でオープン入りをしたドミナートゥスの半弟にあたります。均整の取れた好馬体からも、素質は高そう。最後に大和田厩舎のナゴミチャン。父ドゥラメンテ、母は厩舎で5勝を挙げて、19戦中上がり最速が16戦と素晴らしい末脚が魅力だったアンズチャン。母のように早い時期から、息の長い活躍が期待できるかもしれません。3頭とも、すでにゲート試験に合格をして、現在は放牧中。いずれもハッキリとしたデビュー戦の予定は未定ですが、順調なら早い時期のデビューが見込めるでしょう。POGや馬券でお役に立てればと思います。
今週のオススメは、林厩舎から桜花賞のラズベリームースを。直前に跨った池添ジョッキーは「お母さんにも乗せてもらいましたが、一瞬の切れが良かった馬でした。ラズベリームースは長く良い脚を使えるので、タイプとしては違いますね。ルーラーシップの血が濃く出ているのでしょう。阪神の1600mは合いそうです」とコメント。「追い切りに乗せてもらって、良いイメージが掴めました。ポテンシャルからここでも十分やれると思っています。楽しみですね」と好感触でした。一発を期待してみます。

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