美浦村の取材日記
ﾓﾔはもう嫌
桜も開花し､春らしく暖かくなってきましたね｡ただ､急激に気温が上がったことで､ﾄﾚｾﾝ周辺では濃霧が発生｡数ﾒｰﾄﾙ先も見えないほどで､水､木の前半の追い切りは視認不可能でした｡元々ﾓﾔが発生しやすい地域なのですが､ここまでの濃霧は滅多にないそう｡もう勘弁してほしいところです｡
大半の追い切りが見えなかった今週ですが､ｷﾗﾘと光る3歳未出走馬を2頭発見｡まずはｸｲｰﾝｸﾞﾗｽ(和田雄厩舎)｡水曜日の坂路で49秒7-36秒3-23秒9-12秒0と､4F〜1Fまで断ﾄﾂの最速時計をﾏｰｸ｡鞍上が軽い武藤雅騎手だったとはいえ､時計のかかる馬場で大外を回ってのもの｡ｽﾋﾟｰﾄﾞ能力は破格です｡
もう1頭はﾎｳｵｳｼﾞｬｯｼﾞ(矢野英厩舎)｡木曜のWｺｰｽで､僚馬2頭を追走して直線で一気に突き抜ける圧巻ﾃﾞﾓ｡全身を使った推進力あるﾌｫｰﾑが目を引きました｡
順調なら両馬とも､来週にﾃﾞﾋﾞｭｰする姿が見れそう｡本来この時期の初出走は苦戦必至ですが､ｸﾘｱできるだけの素質を感じさせてくれる2頭です｡