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美浦村の取材日記

追走「外」に注目

今週の注目レースは、何と言っても“3強”が激突する弥生賞ですね。関西馬ダノンプレミアム、ワグネリアンに対し、美浦からはオブセッション(藤沢和厩舎)が参戦します。
併せ馬は、追走している馬がコーナー〜直線で内に入るのが主流なのですが、この方法を10数年前に最初に取り入れたのが藤沢厩舎。しかし、オブセッションの最終追い切りは追走して、外から並びかけました。当然、この方がかなり負荷がかかります。重賞勝ちがある他の2強に対し、オブセッションは500万勝ちの身。賞金獲得に向け、本気度が窺える調教でした。
それでは推奨馬を。今週は平場のレースにも将来が楽しみな3歳馬が出走します。
まずは中山日曜6Rのシナモンフレイバー。初戦は上がり11秒5→11秒2→11秒2の好ラップで後続を完封。とにかくセンスが良い馬です。最終追い切りは持ったままで同日最速の1F11秒9をマーク。休み明けでも馬体をスカッと見せ、仕上げは万全です。
もう1頭は阪神日曜6Rのオメガパフューム。初戦のレースラップのラスト1F11秒7は、古馬も通して京都ダート1800mの歴代最速タイ。新馬戦、しかも時計がかかる年明けの開催ということを考えると破格です。関西馬ではありますが、個人的にこの世代のダートで一番強いんじゃないか?と思っているので、推奨してみます。

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